新宿の一等地にある駅とその周辺環境とは

■東京都心を代表する駅

東京都新宿区新宿1丁目にある東京地下鉄、東京メトロ丸ノ内線の駅の一つに、新宿御苑前駅があります。
新宿御苑は渋谷区と新宿区にまたがる広大な庭園で、もともとは宮内省の管轄でしたが、その後は環境省の所管に変わり、毎年見事な桜を咲かせます。
大勢の観光客が美しい桜をひと目見ようとやってきますので、花見の季節は大混雑になります。
混雑した時期は避けたいと思うのであれば、桜が終わってからの新緑の頃がおすすめです。
桜の淡いピンク色はありませんが、目にも鮮やかな美しい緑の景色が心を癒やしてくれます。
ランチの際には御苑内をゆっくり歩いてもよいのではないでしょうか。

新宿御苑駅画像

■駅周辺はビジネスが盛ん

新宿は鉄道の乗り換えにおける一大拠点でもあることから、新宿御苑前駅においても、近隣の会社やオフィスへと出勤するために利用している人が多くいます。
ただ、自社ビルを持っている規模の大きな会社というよりは、テナントを誘致している賃貸オフィスビルが多数あるのが特徴です。
通りに面して並ぶ賃貸オフィスビルは、比較的坪数の少ないオフィスが多く、また最初からオフィス仕様で作られているところもあれば、徒歩3分という駅チカのマンション物件を、事務所として貸し出しているケースもあります。
オフィス仕様の物件の場合、部屋の中にはトイレと洗面所、そして給湯器などがあり、いかにもオフィスといった造りですが、マンションを事務所として貸し出している場合は、水回りはユニットバスになるのが特徴です。
したがって、誰かがトイレを使っているときに洗面が使えないという不便さはありますが、フローリング仕立ての部屋は温かみがあることから、いかにもオフィスとした感じは避けたいという会社にはうれしい選択肢となるでしょう。

■駅周辺は飲食店が充実しているのが特徴

新宿御苑駅の周辺は、とにかく飲食店が充実しているのが特徴です。
駅から徒歩5分圏内には、ファミリーレストランをはじめ、サンドイッチの専門店やカレー店、牛丼店など、オーダーしてから比較的短時間で提供される店が多くなっています。
賃貸オフィスビルが仕事場だと、スタッフ向けの飲食スペースまではなかなか確保できません。
けれど駅チカ賃貸オフィスなら、これらの飲食店が必然的に近くなりますので、ランチをするのには大変便利です。
カレー店や牛丼店などの場合、テイクアウトが可能なことも多く、混雑するお昼時は持ち帰ってオフィスの自分のデスクで食べるという選択もできます。
周囲に賃貸オフィスが多いため、テイクアウトが可能で、店内での飲食は素早く提供し、さらに値段も安いという店を増やしている要素といえるでしょう。
新宿三丁目も歩いて近く、さまざまな店舗が軒を連ねているため、新年会や忘年会、業務後の飲み会などにも便利に使えます。
大手百貨店などもありますので、帰り際にお土産や取引先への贈り物を買うのもよいでしょう。

新宿御苑前駅

■賃貸オフィスビルが並ぶ大通り以外の新宿御苑駅周辺

美しい自然が楽しめる新宿御苑のすぐそばに位置する新宿御苑駅周辺では、賃貸オフィスビルやマンションの1室を事務所として借りて、経済活動をしているところが多いのが特徴です。
そんな駅前から少し通りを中へ入ると、マンションをはじめとして戸建て住宅も多く、住宅街が形成されています。
こうした通りから入ったエリアには個人商店も多く、下町の風情が感じられるのは、新宿御苑駅周辺には古くから多くの人が集まった四谷に近いということも理由と考えられるでしょう。
四谷といえば怪談でおなじみですが、江戸六地蔵の第三番がある太宗寺や江戸時代に飯盛女と呼ばれた遊女の投げ込み寺であった成覚寺に供養塔があるなど、長い歴史の中に悲哀が感じられるスポットが多いことからもイメージに合致するといえそうです。

■オフィス街としては非常に便利なエリア

交通の便が非常によく、新宿駅まで歩いても15分の距離です。
新宿御苑駅周辺にもオフィスビルが多数建ち並んでいるため、仕事をするエリアとして便利なのが最大の特徴といえます。
飲食店が多く、昼食を取るのが便利であることは先述しましたが、ほかにも駅周辺にはイトーヨーカドーといったスーパーや100円ショップなどもありますので、買い物も便利です。
いざ急な来客があり、来客用のコーヒーやお茶がないという場合にもすぐに手に入れられるでしょう。
新宿駅までも歩いてそこまでかかるわけではないので、業務終了後にわいわい飲みに行くときや一人でしっぽりと飲みたいときにも便利に利用できます。
大通りはオフィスビルが建ち並ぶだけにビジネスパーソンの姿が多いものの、通りを少し入れば住宅街となり、地域住民の姿も多く見かけられることから、住む街として治安がよいということを物語っています。
新宿御苑駅周辺は、仕事や暮らしにも適していることから、治安のよさも折り紙付きで、安心していられる街といえるでしょう。

新宿御苑駅の周辺には中小のオフィス情報が豊富です。

SRC・RC・Sなど構造について

賃貸オフィス物件を探す際に、物件の概要等に「RC造」「SRC造」「S造」などの表示を記載されているのをご覧になったことがあるのではないでしょうか。これらの表示は建物の構造の種類を表しています。構造とは、建築物を支える骨組みのことです。今回はこの構造の種類である「RC造」「SRC造」「S造」等の意味やそれぞれのメリット・デメリットについてご紹介していきたいと思います。
それでは、まずこれらのアルファベットが何を表しているのかということからご案内しましょう。例えば、日本の一戸建て住宅は木造建築が多いですが、この場合には「Wood」の頭文字「W」から「W造」と呼ばれます。同じように、「RC造」「SRC造」「S造」も建物の構造に何を使用しているのかを表しています。では、建物の構造欄によく表記されている構造の種類を順番にみていきましょう。

RC造:Reinforced Concrete(鉄筋コンクリート造)
鉄筋とコンクリートを組み合わせた構造のことで、コンクリートの中に鉄筋を組み込むことで強度を保っています。「Reinforced」は「強化する」「補強する」を意味します。鉄筋には引っ張る力には強いが熱に弱い特徴があり、コンクリートには熱に強いが引っ張る力に弱い特徴があります。鉄筋とコンクリートを組み合わせることで、お互いの弱点を補い合う構造となっているのです。

SRC造:Steel Reinforced Concrete(鉄骨鉄筋コンクリート造)
「SRC造」は「RC造」に加え、鉄骨(S)を建物の中心部に組み込んだ構造です。「RC造」よりもさらに頑丈で耐久性が高く、一般的には10階以上の大規模な建築物で採用されることが多くなっています。

S造:Steel(鉄骨造)
建築物の柱や梁などの骨組みに鉄骨を使用した構造のことです。「S造」には「重量鉄骨造」と「軽量鉄骨造」の2種類があります。鋼材の厚さが6mm以上だと「重量鉄骨造」、6mm未満だと「軽量鉄骨造」となります。「重量鉄骨造」はオフィスビルやマンション、「軽量鉄骨造」は、一般の住宅で採用されることが多いです。

RC造、SRC造、S造の違い

W造のメリット・デメリット:工期の短さ、価格の安さは「W造」の大きなメリットです。また、雨期には水分を吸収し、乾期には水分を放出する特性を持つため、四季のある日本の気候に適した構造でもあります。その反面、劣化しやすく、耐火性や遮音性なども他の構造に比べて劣ります。

RC造のメリット・デメリット:不燃材料であるコンクリートを使用しているため、高い耐火性を持っています。「W造」「S造」に比べると、遮音性、耐震性も優れています。コンクリートを流し込んで建設していくため、形状の自由度が高いメリットもあります。デメリットは「W造」「S造」に比べて建築費用、解体費用が高くなることです。また建物に重量があるため、地盤の強弱によっては建てられない場合もあります。

SRC造のメリット・デメリット:建物の中心に鉄骨が組み込まれているため頑丈で、他の構造よりも耐火性、遮音性、耐震性に優れています。錆にも強く、強度が高いため、柱や梁を細く建築することが可能です。デメリットは、費用が高いことと工期が長期間に及ぶことです。

S造のメリット・デメリット:「W造」に比べると頑丈で遮音性も高く、建築費用も比較的低価格で済みます。また木造に比べて柱と柱の間の距離を広くすることができ、広い空間の確保が可能です。「RC造」に比べ建物が軽くなるため、「RC造」が建てられない地盤にも建設することができるメリットもあります。半面、錆びやすいデメリットがあり、「RC造」「SRC造」に比べると耐用年数が短く、耐火性・耐震性・耐風性も劣ります。

以上のように、オフィスビルなどの建築物の構造には様々な種類があります。賃貸オフィスを探す際には、それぞれのメリット・デメリットをよく把握しておき、自社の条件に合った構造の物件を選択することが大切です。

オフィスエリアとして人気の高い大手町と丸の内

千代田区の東側に位置する大手町・丸の内は、区内においても賃貸オフィスビルが集結するエリアで、都内のみならず日本のビジネスの中核を担っています。グレードの高い賃貸オフィス物件も多く、名だたる一流企業が拠点を構えているビルも多数あります。
今回は、日本のビジネスの中心地であり、オフィスエリアとして人気の高い大手町・丸の内について詳しくみていきましょう。

大手町・丸の内エリアの様子

大手町・丸の内は、皇居東側に位置し、内堀通りと外堀通りに挟まれたエリアです。日本を代表するオフィス街である東京駅周辺を中心に多数のオフィスビルが軒を連ねています。
丸の内は、皇居外苑と東京駅に挟まれたエリアで、北面が大手町エリアと隣接し、オフィス街を形成しています。1894年に丸の内エリアで最初のオフィスビルである「三菱一号館」が竣工しました。これをはじめとして、ロンドンのロンバード街をモチーフにした赤煉瓦街が建設されたことから、この辺り一帯は「一丁倫敦」と呼ばれるようになったと言われています。このような経緯から、大手町・丸の内には三菱地所が所有する賃貸オフィスビルや三菱グループの本社が集結しています。それ以外にも、政府系の金融機関をはじめ、商社、銀行、マスコミ関連の本社も多数拠点を構えています。以前は、皇居がすぐ近くに立地していることも関係し、建築基準法によって建築物の高さが制限され、低層ビルが目立っていました。しかし、近年ではこの規制が緩和され、高層オフィスビルの建設が進んでいます。特に、丸の内ビルディングが2002年に竣工してからは、周辺の再開発事業が推進されています。
それでは、大手町・丸の内エリアに立地する代表的なオフィスビルと拠点を構えている企業をみていきましょう。
まずは大手町1丁目です。大手町1丁目には、三菱地所が入居する「大手町パークビルディング」をはじめ、産経新聞東京本社、株式会社UACJが入居する「東京サンケイビル」や協和発酵キリン株式会社、日本政策金融公庫、日本政策投資銀行が入居する「大手町ファイナンシャルシティ」、NTTの持株会社である日本電信電話株式会社やみずほ証券、UBS証券株式会社が入居中の「大手町ファーストスクエア」、読売新聞東京本社、中央公論新社が入居する「読売新聞本社ビル」、JXTGエネルギー株式会社が拠点を構える「JXビル」、大平洋金属が入居する「大手町ビル」等、多数の大規模ビルが立地しています。丸紅株式会社が入居していた「丸紅ビルヂング」は、現在建て替え中で新本社ビルが2020年に竣工予定です。他にも、三菱マテリアル等が入居中の「経団連会館」、全国共同農業組合の団体が拠点を置く「JAビル」、日本経済新聞社の「日本経済新聞社東京本社ビル」も立地しています。この「経団連会館」「JAビル」「日本経済新聞社東京本社ビル」の3棟は再開発事業により、大手町合同庁舎跡地に移転し、2009年に竣工しました。東から「経団連会館」「JAビル」「日本経済新聞社東京本社ビル」の3棟がそびえ立っています。3棟のビルは低層部で連結しており、国際会議等も可能な会議室の併設された「大手町カンファレンスセンター」となっています。また、大手町2丁目には、朝日生命保険相互会社や信越化学工業が拠点を構える「朝日生命大手町ビル」が立地しています。
次に丸の内立地する賃貸オフィスビルをみていきましょう。丸の内1丁目には、三菱ケミカルホールディングス本社等が入居する「パレスビルディング」をはじめ、三井住友ファイナンシャルグループ本社が拠点を構える「三井住友銀行本店ビルディング」、三井物産本社が入居する「日本生命丸の内ガーデンタワー」、東京海上ホールディングス株式会社や東京海上日動火災保険本社等が入居中の「東京海上日動ビルディング」、三菱UFJリース本社、旭硝子本社が拠点を構える「新丸の内ビルディング」等が建ち並びます。また、複合施設の「丸の内オアゾ」には、「丸の内センタービル」「新丸の内センタービル」「丸の内北口ビル」「日本生命丸の内ビル」のオフィスビル群があります。他にも「サピアタワー」やN館、本館の2棟から成る「丸の内トラストシティ」が立地しており、本館にはカルビー本社が入居しています。東京駅八重洲口付近に立地する「グラントウキョウ」はノースタワー、サウスタワーの2棟の高層オフィスビルから構成され、ノースタワーに大和証券グループが、サウスタワーにはリクルート本社が居を構えています。丸の内2丁目には、複合施設である「丸の内マイプラザ」に明治生命会館と明治安田生命本社ビルがそびえているほか、「丸の内三井ビルディング」や「丸の内仲通りビル」「三菱商事ビルディング」等が立地。その他にも、日本郵船本社等が入居する「日本郵船ビルディング」「丸の内ビルディング」東京商工会議所等が入居中の「丸の内二丁目ビル」、三菱商事本店等が入居している「丸の内パークビルディング」、東京中央郵便局、ゆうちょ銀行本店、コニカミノルタ本社が拠点を置く「JPタワー」、三菱電機本社、JPモルガン本社が入居中の「東京ビルディング」が立地しています。
このように、大手町・丸の内エリアには著名な一流企業が集結して拠点を構えています。交通アクセスも抜群で、日本を代表するターミナル駅である東京駅をはじめ、地下鉄5路線が乗り入れる大手町駅や二重橋前駅、有楽町駅、日比谷駅にも徒歩でアクセスが可能です。
このように大手町・丸の内以外に拠点を置く取引先企業との往来が便利な点も、このエリアの大きな魅力のひとつと言えるでしょう。
また、東京駅の八重洲口周辺では、再開発事業が盛んで、大規模な賃貸オフィスビルの建設が進んでおり、2020年の東京オリンピック前後には、インフラ面もより整備されることが予想されています。この東京駅八重洲口の再開発に伴い、大手町・丸の内エリアの利便性やBCP対策もさらに強化されていくでしょう。このようなビジネスが進化し拡大する条件が多数整っていることに加えて、皇居周辺の緑豊かなロケーションも魅力的な大手町・丸の内エリア。日本有数のビジネス街から世界に向けて、今後さらなる飛躍を遂げていくことは間違いなさそうです。

NTTドコモ代々木ビル

NTTドコモ代々木ビル 外観

NTTドコモ代々木ビルは、2000年に竣工した渋谷区千駄ヶ谷に位置する超高層オフィスビルで、通称ドコモタワーとして知られています。地上27階(そのうち尖塔2階)、地下3階建ての建物で、スケール上、地上50階程の高さがありますが、ビルの構造を有するのは下半分の地上25階までとなっています。239.85mの高さを誇り、東京都内では、現在ミッドタウンタワー、虎ノ門ヒルズ、東京都庁第一本庁舎に次ぐ4番目、日本国内では10番目に高いビルとして知られています。
ニューヨークのエンパイアステートビルをはじめとした摩天楼をイメージさせる外観が特徴的で、北側地上150mの位置には、2002年、NTTドコモの設立10周年を記念して直径約15mの大時計が設置されました。この大時計の分針は実に9mの長さがあり、重さも時針、分針共に1tあると言われています。時計の数字や針の部分にはLEDが使用されており、環境に配慮した製作がなされています。夜間も美しく輝きながら、新宿エリアのランドマークとして時を告げています。大時計のデザインはロンドンのビッグベンをモチーフに作られました。
NTTドコモ代々木ビルは、JR代々木駅の東側すぐの場所に位置しており、新宿駅からも歩いてアクセスが可能です。その名の通りNTTドコモの自社ビルであり、関係者以外の一般の立ち入りは禁止されています。ただし、本社機能はNTTドコモ代々木ビルにはなく、千代田区にある山王パークタワーにNTTドコモの本社が入居しています。
NTTドコモ代々木ビルの15階から25階までは通信設備等が搭載された機械室であり、14階までがオフィスフロアとなっています。その他に代理店向けのコールセンターもあります。別館のアネックス棟には、松電通信運営の代理店、ドコモショップ代々木店のほか、複数の飲食店が入居するレストラン街もあります。25階より上の高層部は、マイクロ波アンテナを設置する尖塔部です。内部は空洞で、アンテナを設置するため、階段状となっています。ビルの頂上には、32mに及ぶデリックが設置されており、アンテナの方向を修正したり、下層部から機材を吊り上げる際に使用されています。デリック部分を含めた建物の高さは272mで、東京スカイツリーと東京タワーに次いで、都内で3番目に高い建築物となります。
NTTドコモ代々木ビルの規模は、敷地面積6,273㎡、延床面積51,121㎡に及びます。建物は、長寿命化の実現のため、ビルの様々な用途にフレキシブルに対応可能な構造やモジュール化されたシステム天井を採用しています。また、耐久性の高い外装材をビルの外壁に使用すると共に、アスベスト等の有害物質を排除して建設されました。さらに、省エネへの取り組みとして、熱線吸収ガラスを採用することで空調の負荷の軽減を実現。トイレやエレベーターホール等の共用部では照明に頼らず、自然採光によって明るさを確保しています。その他にも、オフィスの照明にHfインバータ付きの高効率照明を採用しているほか、ビルディングオートメーションシステムとセキュリティシステムの連動により、照明や空調の消し忘れの防止等、照明・空調システムを総合的に管理して省エネを図っています。ビルの南面の外壁部には太陽光発電パネルを設置。再生可能エネルギーである太陽光エネルギーの活用により、蓄電池と一体化させた電源システムを構築し、防災表示装置の電源や災害時における地域への電力供給に貢献する電源システムを実現しています。他にも、雨水貯留システムによって、豪雨の際の瞬時放出量を緩和し、地域の負荷の軽減、さらに下水道のインフラ負担の軽減に役立てています。またトイレ等の排水を地下水槽に集めて、ろ過し、トイレの洗浄水として再利用しているほか、廃棄物の削減やリサイクルの推進により、エコ活動にも積極的に取り組んでいます。
NTTドコモの自社ビルであるため、一般の入場はできないものの、その印象的な外観は、新宿・代々木エリアのランドマークとして、これからも人々に愛されていくでしょう。

東京都庁第一本庁舎

東京都庁第一本庁舎 外観

東京都庁第一本庁舎は、新宿区西新宿に立地する超高層ビルです。丸の内に建っていた旧都庁舎が老朽化等の問題で建て替え、移転が検討された結果、新宿副都心に建設されることとなり、1990年に竣工しました。東京都庁舎は、この第一本庁舎の他、隣接する第二本庁舎、都議会議事堂の3棟から構成されています。第一本庁舎は地上48階、地下3階建てで、高さは243.4mです。竣工時には池袋の「サンシャイン60」を抜き、日本一高いビルとなりましたが、その後、「横浜ランドマークタワー」などの超高層オフィスビルに抜かれ、現在では国内で9番目の高さとなっています。敷地面積は14,030㎡、延床面積は139,950㎡に及びます。
それでは、第一本庁舎の各階の構成を順番にみていきましょう。地下3階から地下1階までは駐車場が併設されています。1階には総合案内コーナーのほか、東京観光情報センターや東京の地域特産販売店、会計管理局、管理部の出納課、金融機関、郵便局等が入居しています。2階には案内コーナーと書籍・文具の販売店、3階には都民の声総合窓口や都民相談ルームのほか、交通事故相談、外国人相談の窓口があります。第二本庁舎と都議会議事堂へは3階より連絡通路で繋がっています。4階には入札室と職員研修所サテライトルーム、5階には大会議場と特別会議室が入居。6階には政策企画局をはじめ、総務部、調整部、共用記者室、記者クラブがあります。7階にはやはり政策企画局と大会議室、中会議室、特別会議室が入居しています。9階には総務局と総合防災部、11階には6階と同じく、政策企画局、総務部、調整部のほか、計画部、外務部、総務局、総合防災部が入居中です。12階は総務局、コンプライアンス推進部、情報通信企画部、行政改革推進部、総務部が入居。13階にはやはり総務局が入居しているほか、行政部、人権部、復興支援対策部、人事部があります。14階にはオリンピック・パラリンピック準備局をはじめ、総務部、総合調整部、スポーツ推進部、大会施設部、財務局等が入居。15階には生活文化部、消費生活部、財務局、経理部等が入居しており、16階には旅行相談所、東京都職員信用組合、特別会議室等が入居しています。17階には生活文化局、私学部、文化振興部、都民生活部等が入居中。18階には福祉保健局、生活福祉部、障碍者施策推進部、19階にはやはり福祉保健局、健康安全部が入居しています。22階には主税局や課税部、税制部、総務部が、23階にはやはり主税局のほか、資産税部、徴収部が入居中です。24階には産業労働局と金融部、観光部、病院経営本部、サービス推進部、経営企画部が入居、25階には約20室の会議室、26階には福祉保健局のほか、高齢社会対策部、指導監査部が入居しています。27階には東京都固定資産評価審査委員会や主税局、税制部、福祉保健局等が入居中。28階には福祉保健局のほか、少子社会対策部、医療政策部、29階にはやはり福祉保健局と保健政策部が入居中です。30階には産業労働局、商工部、総務部、31階にはやはり産業労働局と雇用就業部、農林水産部が入居しています。33階より上は北棟と南棟に分かれており、33階北棟には選挙管理委員会事務局、南棟には東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会が入居中です。34階は、北棟に青少年治安対策本部と総合対策本部、南棟に東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会とオリンピック・パラリンピック準備局と大会施設部が入居しています。北棟の35階から40階には教育庁が入居。その他、35階には人事部、福利厚生部、36階にはやはり人事部、37階には総務部、38階には指導部、39階には都立学校教育部、40階には総務部と地域教育支援部が入居しています。次に南棟の35階から40階までをみていくと、35階には財務局、建築保全部、36階には会計管理局と管理部、37階には労働委員会事務局、38階には労働委員会、中央卸売市場事業部、新市場整備部、39階にはやはり中央卸売市場事業部と管理部が入居中です。40階には財務局と財産運用部が入居しています。41階は、北棟に監査事務局、南棟に収用委員会事務局、財務局、建築保全部が入居。42階は北棟に特別会議室が5室入居しています。52階には北棟、南棟共にそれぞれ北展望室と南展望室があり、それぞれ喫茶コーナー等が併設されています。
東京都庁舎の第一本庁舎と第二本庁舎は、都庁の建物とは思えないようなスタイリッシュで近代的なデザインも特徴です。特に第一本庁舎はフランス、パリのノートルダム大聖堂に影響を受けているとも言われています。構造に関しては、一般的なビルのように多数の柱によってではなく、1棟に8本のスーパー柱と10階毎のスーパー梁によって建物を支える「スーパーストラクチャー方式」を採用しています。これにより19.2mスパンの無柱空間の確保が実現されました。
東京都庁舎は立地環境にも恵まれています。都営地下鉄大江戸線の都庁前駅からすぐの場所に位置していますが、ターミナル駅である新宿駅西口からも徒歩10分程でアクセスできます。また、第一本庁舎と第二本庁舎は、西側の新宿中央公園に面して立地しています。オフィスの眼下に緑豊かな眺望を臨むことができ、都心にいながら自然を感じられる魅力的な環境です。
東京都政を運営する主要機関が多数入居している東京都庁舎第一本庁舎ですが、夜間のライトアップも有名で、東京を一望できる展望室を訪れる観光客も後を絶ちません。都政の中心であると共に観光スポットでもある東京都庁舎第一本庁舎は、その高さと印象的なデザインも相まってこれからも新宿副都心のランドマークであり続けるでしょう。

JRセントラルタワーズオフィスタワー

JRセントラルタワーズ 外観

JRセントラルタワーズオフィスタワーは、名古屋市中村区に位置する超高層賃貸オフィスビルです。JR名古屋駅に併設されており、ホテル棟とゲートタワーが隣接して建っています。地上51階、地下4階建ての建物の高さは245.1mを誇り、現在中部地方でミッドランドスクエアに次いで2番目、日本国内では8番目に高いビルとなっています。隣接するホテル棟は、地上53階建てと階数はオフィス棟より多いですが、高さは226mです。JRセントラルタワーズオフィスタワーは、旧名古屋駅ビルの老朽化に伴い建設が計画され、1999年12月に竣工しました。敷地面積は82,191㎡、延床面積は416,565㎡に及び、地下と地上に併設されている駐車場は総駐車台数1500台を誇ります。
JRセントラルタワーズオフィスタワーの地下2階から11階には「ジェイアール名古屋タカシマヤ」が入居中。2017年3月に竣工のJRゲートタワーと15階までの低層階が接続されており、12階、13階はセントラルタワーとゲートタワーが連結したレストランフロアになっています。
15階にはホテル棟とオフィス棟、さらにゲートタワーを繋ぐスカイストリートがあります。スカイストリートの上からは、名古屋城や名古屋市内に建つ高層ビルなどの景色を眺望できます。さらに15階にはオフィスロビーがあり、ビジネスサポートセンターのほか、コンビニや旅行代理店、郵便局、ATM等が入居しています。19階より上の高層フロアはオフィス棟とホテル棟のツイン構造となっていますが、オフィス棟の19階は、内科、皮膚科、歯科、婦人科等が入居するクリニックフロアです。20階には献血ルームが入居しています。
オフィスフロアの貸室総面積は約60,000㎡。ワンフロアあたり約2,000㎡です。代表的な入居企業としては、三菱商事名古屋支社、大成建設名古屋支店、東海旅客鉄道本社、株式会社全日警名古屋支社等の名だたる大手企業挙げられます。オフィス棟最上部の51階にあった展望室「パノラマハウス」は2005年に一時閉業しましたが、現在はジェイアール名古屋タカシマヤの運営により、カフェ、エステ、ワインバー等が集結する「パノラマサロン」としてリニューアルオープンしました。
ホテル棟には「名古屋マリオットアソシアホテル」が入居しており、15階がフロント、16階がフィットネスクラブとなっています。宴会場は16階、17階、51階、婚礼施設は17階にあります。20階から49階は客室で、最上部にはレストランとスカイバンケットが併設されています。
次に隣接するJRゲートタワーについてみていきましょう。ゲートタワーの15階にはホテルとオフィスのロビーがあります。16階には、会議やセミナー等のビジネスシーンに活用できる会議室「ゲートタワーカンファレンス」が入居しており、収容人数30名前後から200名以上までに対応できる様々な大きさのカンファレンスルームが用意されています。18階から24階は「名古屋JRゲートタワーホテル」の客室が入居しています。ゲートタワーの26階から44階はオフィスフロアです。どのようなテナントが入居しているのでしょうか。26階には献血ルーム「ゲートタワー26」と「ゲートタワークリニック26」が入居中。27階には教育機関のグロービス、29階にはりそな銀行りそなホールディングスが入居しています。31階には富士通株式会社、39階には名古屋ステーション開発株式会社、40階にはサントリーコーポレートビジネスが入居中です。41階には、JR東海不動産、山田ビジネスコンサルティング、山田&パートナーズが入居。43階には住商エアロシステム、44階には住友商事ケミカルと住友商事マシネックスが入居しています。このように、ゲートタワーにも大手企業が多数入居しており、セントラルタワーズと共に、名古屋エリアのビジネスを盛り上げています。
JRセントラルタワーズオフィスタワーの大きな魅力のひとつは、交通アクセスに大変恵まれていることでしょう。名古屋駅に併設されている駅ビルのため、JR各線や地下鉄にも直結でアクセスが可能です。雨の日でも、外に出ることなく通勤できるのは大きなメリットです。
このようなアクセス抜群の立地環境もあり、JRセントラルタワーズオフィスタワーは大変人気の高い賃貸オフィスとなっています。アクセスが良く、設備もハイスペックな分、賃料が高いため、退去していくテナントもみられる一方、入居を希望する企業も後を絶ちません。2017年に竣工したJRゲートタワーとの連携により、さらに利便性が高まり、ビジネスも活性化されてきました。同じ名古屋エリアに建つミッドランドスクエアと共に、JRセントラルタワーズオフィスタワーは、今後も名古屋のみならず中部地方を代表する賃貸オフィス、そしてランドマークとして存在し続けていくでしょう。

ミッドタウン・タワー

ミッドタウン・タワー 外観

ミッドタウン・タワーは、東京ミッドタウンの中核を担う超高層ビルです。住所は港区赤坂で、2007年に複合商業施設として開業しました。地上54階、地下5階建ての建物の高さは、248.1mに及び、現在日本で6番目に高いビルとなっています。敷地面積は約68,900㎡、延床面積は約563,800㎡に及びます。2007年にはグッドデザイン賞を受賞。その他にも環境や芸術・文化への貢献や経済効果等、あらゆる分野で優れた建物であることを表彰されています。
では、ミッドタウン・タワーの各階に入居しているテナント等についてみていきましょう。地下2階は駐車場、地下1階から4階には多彩なショップ&レストランが入居しています。ミッドタウン・タワーに隣接するミッドタウン・イーストの4階には「東京ミッドタウンホール&カンファレンス」があります。AとBの2つから成るホールの総面積は1,310㎡で、様々なイベントが開催されています。全部で9つのカンファレンスルームは様々な広さの部屋を取り揃えており、あらゆるニーズに対応できるようになっています。全てのカンファレンスルームにプロジェクター、スクリーンが用意され、ビジネスミーティングはもちろんパーティなどの開催にも対応しています。5階にはデザインの研究教育、職能、プロモーションを行う「東京ミッドタウン・デザインハブ」があり、公益財団法人日本デザイン振興会、公益財団法人日本グラフィックデザイナー協会、武蔵野美術大学デザイン・ラウンジ、インターナショナル・デザイン・リエゾンセンターが入居しています。6階には総合医療施設「東京ミッドタウンメディカルセンター」があります。外来診療や人間ドックを行う東京ミッドタウンクリニックのほか、皮膚科や歯科、ヘルスケアショップが入居しており、ミッドタウン・タワーで働くオフィスワーカーや近隣の人々の健康をサポートしています。
7階から44階まではオフィスフロアです。オフィスの占有面積は184,500㎡。執務スペースは天井高2,800mmの広々とした無柱空間で、フリーアクセスフロア、グリッドシステムが採用されており、レイアウトもフレキシブルに対応できるようになっています。環境にも配慮されたオフィス作りが実現されており、遮熱性、断熱性に優れたLow-E複層ガラスや自動調光システム、自動制御ブラインド等が採用されています。オフィスのロビーには最新の非接触型ICカードリーダによるセキュリティゲートを設置しているほか、警備員も採用して機械警備と有人管理による万全の防犯体制を整えています。またミッドタウン・タワーでは、建築基準法によって定められた超高層建物用地震波の基準を1.25倍上回る耐震性能を導入し、大地震に備えています。さらに、停電が起きた時のために3台の非常用発電機が搭載されているほか、非常用の水槽や備蓄倉庫を設置して、非常時の備えとしています。オフィスフロアに入居している代表的なテナントとしては、ナイキジャパン本社をはじめ、日興アセットマネジメントやシスコシステムズなどが挙げられ、33階から39階にはファーストリテイリングが入居しています。
45階から53階には高級ホテルの「ザ・リッツ・カールトン東京」が入居。宿泊はもちろん、宴会や会議等にも対応しています。
次にミッドタウン・タワーへの交通アクセスをみていきましょう。ミッドタウン・タワーは外苑東通りに面して立地しています。都営地下鉄大江戸線及び東京メトロ日比谷線の六本木駅より直結でアクセスできるため、雨の日でも傘を使用せず通勤可能なメリットがあります。また、東京メトロ千代田線の乃木坂駅より約徒歩3分、東京メトロ南北線の六本木一丁目駅より徒歩10分程でアクセスが可能です。
ミッドタウン・タワーが立地する東京ミッドタウンの敷地内には、緑豊かな「ミッドタウン・ガーデン」が広がっています。また東側には、港区立檜町公園が隣接しており、赤坂、六本木エリアという大都会の中心に位置しながら、まさにオアシスのような癒される空間が実現されています。
新しい東京のランドマークである東京ミッドタウンの中心的役割を果たすミッドタウン・タワー。ハイスペックな設備を整えたオフィス環境、そして自然豊かかつアクセス良好な立地環境も相まって、今後も日本を代表する賃貸オフィスとしてさらなる飛躍を遂げていくことでしょう。

ミッドランドスクエア

ミッドランドスクエア 外観

ミッドランドスクエアは、名古屋市中村区名駅に位置する超高層ビルです。トヨタ自動車、毎日新聞社、東和不動産が共同で所有している建物で、正式名称を「豊田・毎日ビルディング」と言います。竣工は2006年9月。地上47階、地下6階建てのビルの高さは247mで、中部地方で一番、日本国内では7番目に高いビルとなっています。敷地面積は11,643.15㎡、延床面積は193,450.74㎡に及び、名古屋駅周辺エリアのランドマーク的存在です。
ミッドランドスクエアには、オフィス棟と商業棟の2つの棟があります。それでは、まず商業棟の構成からみていきましょう。商業棟の地下6階から地下2階は総駐車台数447台を誇る駐車場です。地下1階から3階にはバラエティに富んだショップやカフェが入居。1階と2階にはトヨタ自動車のショールームがあります。5階は映画館「ミッドランド・スクエアシネマ」です。
次にオフィス棟をみていくと、地下1階にはATMや防災センターが入居しており、1階はオフィス棟のロビーと駐輪場となっています。2階から4階は企業のオフィスが入居中。5階には、セミナーや各種研修会、展示会、パーティー等、様々なニーズに対応できるミッドランドホールがあり、大ホールのほか3つの会議室が用意されています。その上の6階から40階はオフィス、クリニック、スクール等が入居しています。
では次に、代表的なテナントをご紹介していきましょう。3階と4階には野村證券株式会社が入居中。4階には他に株式会社JTBの東海支店と中部支店、SMBC信託銀行の名古屋駅前支店が入居しています。8階には高須クリニックやメニコン等のクリニックが中心に入居。他に東海東京証券株式会社が入居中です。9階には株式会社マイナビ、10階には三菱UFJモルガン・スタンレーPB証券株式会社や株式会社毎日新聞社、株式会社毎日ビルディング等の企業の他、ECC外語学院ミッドランドスクエア名駅校、日本和装名古屋局等のスクールも入居。11階には全日本空輸株式会社をはじめ、法律事務所や株式会社ユキ、株式会社オープンハウス・デベロップメントが入居しています。12階には8階にも入居中の東海東京証券株式会社、13階には10階にも入居中の三菱UFJモルガン・スタンレーPB証券株式会社のほか、NDS株式会社、株式会社ジェイテクト、パーソナルテンプスタッフ株式会社、株式会社新技術研究所が入居。14階にはJXTGエネルギー株式会社とDHC名古屋株式会社が入居中です。15階には13階にも入居している株式会社ジェイテクトと名古屋地下街株式会社、16階には東和不動産株式会社が入居しており、17階から40階はトヨタ自動車株式会社のオフィスとなっています。このように、ミッドランドスクエアには日本を代表する一流企業が多数入居していることがお分かりいただけるでしょう。
41階、42階にはスカイレストランとスカイホール、44階、46階は名古屋の街並みを360度眺望できる屋外展望施設「スカイプロムナード」があります。
また、ミッドランドスクエアでは世界初のシースルー・ダブルデッキ・シャトルエレベーターを導入しています。ダブルデッキエレベーターとは、上下2つのかごによって構成されている2階建てのエレベーターです。ダブルデッキエレベーターは六本木ヒルズ森タワーでも導入されていますが、ミッドランドスクエアではエレベーター内から外を眺望できるシースルー式になっているのが特徴です。
またミッドランドスクエアは、環境に配慮した様々な取り組みを実施している賃貸オフィスでもあります。具体的には、屋上緑化をはじめ、地域冷暖房システムや中水処理施設、雨水貯留施設を設置することにより、省エネ、省資源を実現しています。さらに、ミッドランドスクエアでは大地震に備えて3層の制震装置を取り入れています。また、建物の揺れを低減するATMDやオイルダンパーを導入するなど最先端の技術を駆使した設備を採用し、安全の確保に努めています。
最後に、ミッドランドスクエアへのアクセスについてご紹介しましょう。ミッドランドスクエアは名駅通に面して立地しています。JR名古屋駅は名駅通を渡ってすぐの場所に位置しており、徒歩約1分でアクセスできます。最寄りの改札は桜通口です。また、名鉄名古屋駅と近鉄名古屋駅までは徒歩約数分でアクセスできます。名鉄名古屋駅には地下街経由でもアクセス可能で、雨の日でも傘を使用しないで済むのも魅力です。地下街を通ると、名古屋市営地下鉄東山線名古屋駅に徒歩約1分でアクセスすることもできます。
このような名古屋駅へのアクセスの良さと最新技術による快適で安全性の高いミッドランドスクエアのオフィス空間は、働く人のモチベーションをアップさせること間違いありません。
トヨタ自動車株式会社所有の豊田ビルディングと毎日新聞社所有の毎日名古屋会館の建て替え再開発計画により、建設されたミッドランドスクエア。現在では名古屋駅周辺のランドマークであるこの賃貸オフィスは、これからも入居テナントをはじめ、近隣の住民やオフィスワーカーを繋げ、街全体の活性化に貢献し続けていくでしょう。

虎ノ門ヒルズ

虎ノ門ヒルズ 外観

虎ノ門ヒルズは、港区虎ノ門に立地する2014年竣工の超高層オフィスビルです。地上52階、地下5階の建物の高さは247mと東京都により公称されていますが、アンテナ等を含めた最高部では255.5mに及びます。現在、日本で5番目に高い賃貸オフィスビルとなっています。敷地面積は17,069㎡、延床面積は244,360㎡で、東京都が外国企業の誘致を進めるための「アジアヘッドクォーター特区」に位置しています。虎ノ門ヒルズは、オフィス、店舗、住居、ホテル等から構成される複合施設で、中心となる超高層ビルは森タワー。森ビル株式会社により建設されました。森タワーには庭園とガーデンハウスが併設されています。ビルの構成を詳しくみていくと、1階から4階はショップやレストランが入居する商業フロアです。虎ノ門ヒルズ森タワーのオフィスフロアで働く人々はもちろん、近隣のオフィスワーカーもお昼休みなどに利用しています。4階と5階にはカンファレンス施設「虎ノ門ヒルズフォーラム」があります。3つのホールで収容人数は約2000名。エリア最大級の広さを誇ります。3つのホールの他にミーティングルームも用意されており、国際会議をはじめシンポジウム等の多彩なイベントの開催に活用することが可能です。6階から35階はオフィスフロア。基準階面積は約3,400㎡(約1,000坪)、事務所総面積は約99,300㎡(約30,000坪)に及びます。貸室は、天井高2.8m、フリーアクセスフロアを採用した無柱空間。広々として開放感あふれる執務スペースは、レイアウト効率に優れています。高い耐震性能を有しているほか、非常用発電機を備えており、災害時等のBCP(事業継続計画)にも万全の体制を整えています。また、建築環境総合性能評価システム(CASBEE)において最も優れたSランクを取得しており、建物の環境性能も評価されています。オフィスフロアには名だたる一流企業等が入居しています。代表的なテナントを順番にご紹介しましょう。まず6階には共和薬品工業の親会社ルピン・リミテッドAPAC&Japan、株式会社FSプランニング、東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会が入居しています。7階にはIT関連のアイレット株式会社と人材系の株式会社R09、年金積立金管理運用独立行政法人が入居。9階には株式会社ベイカレント・コンサルティング、10階には西松建設株式会社が入居中です。11階から15階には広告代理店の株式会社アサツーディ・ケイ、16階にはIT系の日本ビジネスシステムズ株式会社が入居しています。17階には、公立はこだて未来大学サテライトオフィスが入居中。18階には空間情報事業等を手掛けるリベラ株式会社、日本都市開発株式会社、医療機器の輸入販売会社、株式会社TKB等が入居しています。19階にはシステム開発系のシンプレクス・ホールディングス株式会社、20階には医療品関連のバクスター株式会社、21階には広告事業を営む株式会社インターワールド、NTTドコモグループの株式会社オークローンマーケティングが入居。また、21階から23階にはスマートフォンゲーム事業のNHN PlayArt株式会社が入居中です。25階には投資信託事業のステート・ストリート・グローバル・アドバイザーズ株式会社が入居しています。さらに27階にはウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社が入居中。30階には医療用品の日本アルコン株式会社、サンド株式会社が入居中です。このように、虎ノ門ヒルズ森タワーのオフィスフロアには、多数の企業が入居しています。誰もが名前を聞いたことのある一流企業から教育機関、オリンピックの組織委員会まで多彩な団体が入居しているのも特徴です。37階から46階には総戸数172戸の住居フロア「虎ノ門ヒルズレジデンス」が入居。47階から52階はハイアットが運営する日本発進出のライフスタイルホテル「アンダーズ東京」が入居しています。虎ノ門ヒルズは、その交通アクセスの良さも大きなメリットのひとつです。地下鉄4路線の4駅から徒歩圏内に位置しており、最も至近な東京メトロ銀座線の虎ノ門駅からは歩いて5分程でアクセスできます。他に、日比谷線の神谷町駅、千代田線・丸ノ内線・日比谷線が乗り入れる霞ヶ関駅、都営地下鉄三田線の内幸町駅からも徒歩でアクセスが可能です。さらに、JRの山手線・京浜東北線・横須賀線・東海道本線の乗り入れ駅である新橋駅の烏森口からも徒歩圏内です。羽田空港からのアクセスも良く、国際会議の際はもちろん、オフィスフロアに入居中の海外出張・海外取引先の多い企業様や「アンダーズ東京」をご利用の海外からの宿泊客にとっても利便性の高い立地と言えます。開業以来、虎ノ門エリアのみならず、東京のランドマークとなった虎ノ門ヒルズ。交通アクセスの良さからも海外との架け橋としても今後一層の活躍が期待されています。そんな虎ノ門ヒルズ森タワーのオフィスフロアに拠点を置くことは、企業のイメージアップに繋がること間違いありません。

大阪府咲洲庁舎

大阪府咲洲庁舎 外観

大阪府咲洲庁舎は、大阪市住之江区南港北に位置する地上55階、地下3階建ての超高層ビルです。高さは256mで、現在、りんくうゲートタワービルの256.1mに次いで、日本で4番目となっています。通称は「さきしまコスモタワー」。敷地面積は20,000㎡、延床面積は149.296㎡に及びます。旧名称は「大阪ワールドトレードセンタービルディング」でしたが、2010年大阪府に譲渡されたことにより、現在の大阪府咲洲庁舎に変更となりました。大阪ワールドトレードセンタービルディングは、世界貿易センタービルのひとつとして、大阪市港湾局が中心となり、第三セクター方式で建設されました。竣工は1995年3月。その後、大阪湾岸におけるランドマークと評され、1996年度の第16回大阪都市景観建築賞(大阪まちなみ賞)の大阪市長賞を受賞しています。当初は、賃貸オフィスと商業施設から構成される複合施設として建設されましたが、バブルの崩壊や交通利便性の問題が要因となったことで、周辺エリアの開発が思うように進まず、空室が発生。そのため、大阪府は、水道局や環境局等の行政部門や第三セクター等を大阪ワールドトレードセンタービルディングに移転させました。その後、前述のように大阪府に建物自体が譲渡されたことにより、ビル名を現在の大阪府咲洲庁舎に改称。大阪市部局の移転は2011年に完了しています。
それでは、現在の大阪府咲洲庁舎の入居団体をフロア毎にみていきましょう。1階と2階には住宅まちづくり部の建築振興課が入居。3階には総務部の人事局、6階には府民文化部の府政情報室分室が入居しています。7階から17階はオフィスフロアとなっていますが、空室率の改善が進まず、2017年8月、「さきしまコスモタワーホテル」の入居が決定しました。2018年8月に一部開業し、2020年には全面開業の予定となっています。18階には財務部の税務局と財産活用課、19階には総務部の統計課と統計資料室、20階には都市整備部の港湾局咲州分室が入居。21階から23階には環境農林水産部が入居しています。21階には環境農林水産部の循環型社会推進室と動物愛護畜産課、環境管理室が入居しており、22階には、環境農林水産部の環境農林水産総務課とエネルギー政策課、みどり推進室、農政室、水産課、そして海区漁業調整委員会事務局が入居しています。23階には環境農林水産部の検査指導課と流通対策室、その他に海区漁業調整委員会事務局分室が入居中です。24階と25階は商工労働部が入居。24階には商工労働部の雇用推進室と商工労働総務課分室、中小企業支援室分室、雇用推進室分室が入居しており、25階には商工労働部の商工労働総務課と成長産業振興室、さらに中小企業支援室が入居しています。26階と27階は1階、2階と同じ住宅まちづくり部です。26階に住宅経営室と公共建築室が、27階に住宅まちづくり総務課、都市居住課、タウン推進局分室、建築防災課、建築指導室が入居中です。29階には教育庁の文化財保護課、人事委員会事務局、職員総合相談センター、収用委員会事務局が入居。31階にはIR推進局の企画課・推進課、住宅まちづくり部の都市空間創造室が入居しています。少し上の35階と37階、38階には、府民文化部が入居中。35階には文化部の大阪マラソン組織委員会事務局、37階には都市魅力創造局、文化・スポーツ室、百舌鳥・古市古墳群世界文化遺産登録推進本部会議事務局、ラグビーワールドカップ2019大会準備共同事務室、38階には府民文化総務課、人権局、水都大阪コンソーシアム事務局が入居しています。40階と41階には総務部の職員研修センターが入居。43階には総務部の庁舎室と住宅まちづくり部の住宅経営室分室が入居しています。
最後に、大阪府咲洲庁舎へのアクセスについてご紹介しましょう。大阪府咲洲庁舎は、連絡通路にて「アジア太平洋トレードセンター」「ハイアットリージェンシー大阪」「大阪国際見本市会場」と繋がっています。地下鉄中央線のコスモスクエア駅から南東に約600m程歩くとアクセスできるほか、ニュートラム南港ポートタウン線のトレードセンター前駅で下車し、「アジア太平洋トレードセンター」より直結アクセスも可能です。
このように、現在大阪府民にとって重要な役割を果たす行政部局が多く入居している大阪府咲洲庁舎。2018年度には「さきしまコスモタワーホテル」が一部開業し、新たな出発となります。様々な紆余曲折を経てきた賃貸オフィスビルの今後の展開が期待されます。