2017年竣工で基準階300坪以上の賃貸オフィス

近年、都心部における再開発事業の波が広がっています。さらに、2020年の東京オリンピックに向けて都内の整備が進む中、大規模な賃貸オフィスの建設が目立っています。今回は2017年に竣工した基準階300坪以上の賃貸オフィスについてみていきたいと思います。
まず千代田区エリアでは、「大手町パークビルディング」と「日比谷パークフロント」が竣工しました。それぞれについてみていきましょう。

・大手町パークビルディング
2017年1月に竣工された地上29階、地下5階建ての大規模賃貸オフィスです。りそな・マルハビルと三菱東京UFJ銀行大手町ビルの建て替え事業として進められた開発計画「大手町ホトリア」を構成する高層ビルのひとつになります。もうひとつのビルは「大手町タワー・JXビル」で一足先の2015年に竣工しました。「大手町パークビルディング」の執務スペースは、基準階面積約1030坪を誇る整形無柱空間です。片側が皇居に面しており、オフィスの窓越しからは見事な眺望が臨めます。千代田区大手町に立地し、地下鉄5路線が乗り入れる大手町駅に直結しているのもポイントです。三菱地所本社等、名だたる一流企業がテナントとして入居しています。

大手町パークビルディングの外観

・日比谷パークフロント
2017年5月に竣工した「日比谷パークフロント」は、地上21階、地下4階建ての賃貸オフィスです。基準階面積は約630坪で、執務スペースはレイアウト効率の高い整形無柱空間です。霞ヶ関駅から直結でアクセスでき、北側が日比谷公園に面しています。住所は千代田区内幸町です。テナントにはソニー銀行等が入居しており、最上階の21階にはテナント専用のスカイラウンジとスカイガーデンを併設しています。

中央区エリアでは、2017年に「GINZA SIX」と「エンパイヤビル」が竣工しました。

・GINZA SIX
2017年2月に竣工した地上13階、地下6階建ての賃貸オフィスです。基準階面積は1857坪にも及びます。商業施設も多数入居しており、オフィスフロアは7~12階と13階の一部となっています。他に、観光施設や文化施設、公共施設も入居しています。中央区銀座に立地しており、銀座駅から徒歩1分でアクセス可能な交通利便性に優れた大規模賃貸オフィスです。

・エンパイヤビル
中央区八丁堀に立地する2017年9月に竣工した地上10階、地下1階建ての賃貸オフィスです。基準階面積は323坪。執務スペースは整形無柱空間で、フロア・募集時期によっては分割区画も用意されています。最上階の10階には入居テナント専用のテラスと喫煙コーナーが設けられています。八重洲通りと新大橋通りが交差する交差点付近に立地し、視認性も抜群です。最寄り駅の八丁堀駅から徒歩1分でアクセスできます。

次に、港区エリアです。港区では、「赤坂インターシティAIR」と「神宮前タワービルディング」が2017年竣工しています。

・赤坂インターシティAIR
2017年8月に竣工した地上38階、地下3階建ての超高層賃貸オフィスです。「赤坂一丁目地区第一種市街地再開発事業」により建設され、南側には2005年竣工の「赤坂インターシティ」が立地しています。住所は港区赤坂で、最寄りの溜池山王駅から直結でアクセス可能です。6~37階がオフィスフロアで、基準階面積は782坪を誇ります。主な入居テナントはグラクソスミスクライン株式会社等で、他にも大手企業が拠点を構えています。

・神宮前タワービルディング
2017年9月竣工の地上23階、地下3階建ての賃貸オフィスで、基準階面積は約300坪です。住所は渋谷区神宮前。竹下通りと明治通りが交差する交差点付近のパレフランスの跡地に建設されました。東郷神社に隣接しており、原宿エリアの賑やかさと閑静な雰囲気を併せ持つ環境に立地しています。3~23階がオフィスフロア、低層階には店舗が入居しています。 品川区エリアでは、2017年に「MEGURO CENTRAL SQUARE」が竣工しました。

・MEGURO CENTRAL SQUARE
「目黒駅前地区第一種市街地再開発事業」として建設が進められ、2017年11月に「MEGURO CENTRAL SQUARE」が竣工しました。地上27階、地下2階建ての賃貸オフィスで、基準階面積は557坪に及びます。住所は品川区上大崎で、目黒駅から徒歩1分でアクセスできるほか、目黒通り沿いの立地のため視認性にも優れています。5~27階がオフィスフロアで、事務所のほか店舗や住居、公共施設が入居しています。隣接して2棟の高層レジデンスが建設されており、「MEGURO CENTRAL SQUARE」と共に目黒駅前の新たなランドマークとなっています。

以上が、2017年に竣工した基準階面積300坪以上の賃貸オフィスです。2018年には、さらに多くの基準階面積300坪超え大規模賃貸オフィスが都心エリアで竣工を予定しています。東京オリンピックに向けて、都内の整備及び活性化がますます進み、新たなランドマークも次々に誕生していくでしょう。今後も、都心の賃貸オフィスの動向から目が離せません。