東京都庁第一本庁舎

東京都庁第一本庁舎 外観

東京都庁第一本庁舎は、新宿区西新宿に立地する超高層ビルです。丸の内に建っていた旧都庁舎が老朽化等の問題で建て替え、移転が検討された結果、新宿副都心に建設されることとなり、1990年に竣工しました。東京都庁舎は、この第一本庁舎の他、隣接する第二本庁舎、都議会議事堂の3棟から構成されています。第一本庁舎は地上48階、地下3階建てで、高さは243.4mです。竣工時には池袋の「サンシャイン60」を抜き、日本一高いビルとなりましたが、その後、「横浜ランドマークタワー」などの超高層オフィスビルに抜かれ、現在では国内で9番目の高さとなっています。敷地面積は14,030㎡、延床面積は139,950㎡に及びます。
それでは、第一本庁舎の各階の構成を順番にみていきましょう。地下3階から地下1階までは駐車場が併設されています。1階には総合案内コーナーのほか、東京観光情報センターや東京の地域特産販売店、会計管理局、管理部の出納課、金融機関、郵便局等が入居しています。2階には案内コーナーと書籍・文具の販売店、3階には都民の声総合窓口や都民相談ルームのほか、交通事故相談、外国人相談の窓口があります。第二本庁舎と都議会議事堂へは3階より連絡通路で繋がっています。4階には入札室と職員研修所サテライトルーム、5階には大会議場と特別会議室が入居。6階には政策企画局をはじめ、総務部、調整部、共用記者室、記者クラブがあります。7階にはやはり政策企画局と大会議室、中会議室、特別会議室が入居しています。9階には総務局と総合防災部、11階には6階と同じく、政策企画局、総務部、調整部のほか、計画部、外務部、総務局、総合防災部が入居中です。12階は総務局、コンプライアンス推進部、情報通信企画部、行政改革推進部、総務部が入居。13階にはやはり総務局が入居しているほか、行政部、人権部、復興支援対策部、人事部があります。14階にはオリンピック・パラリンピック準備局をはじめ、総務部、総合調整部、スポーツ推進部、大会施設部、財務局等が入居。15階には生活文化部、消費生活部、財務局、経理部等が入居しており、16階には旅行相談所、東京都職員信用組合、特別会議室等が入居しています。17階には生活文化局、私学部、文化振興部、都民生活部等が入居中。18階には福祉保健局、生活福祉部、障碍者施策推進部、19階にはやはり福祉保健局、健康安全部が入居しています。22階には主税局や課税部、税制部、総務部が、23階にはやはり主税局のほか、資産税部、徴収部が入居中です。24階には産業労働局と金融部、観光部、病院経営本部、サービス推進部、経営企画部が入居、25階には約20室の会議室、26階には福祉保健局のほか、高齢社会対策部、指導監査部が入居しています。27階には東京都固定資産評価審査委員会や主税局、税制部、福祉保健局等が入居中。28階には福祉保健局のほか、少子社会対策部、医療政策部、29階にはやはり福祉保健局と保健政策部が入居中です。30階には産業労働局、商工部、総務部、31階にはやはり産業労働局と雇用就業部、農林水産部が入居しています。33階より上は北棟と南棟に分かれており、33階北棟には選挙管理委員会事務局、南棟には東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会が入居中です。34階は、北棟に青少年治安対策本部と総合対策本部、南棟に東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会とオリンピック・パラリンピック準備局と大会施設部が入居しています。北棟の35階から40階には教育庁が入居。その他、35階には人事部、福利厚生部、36階にはやはり人事部、37階には総務部、38階には指導部、39階には都立学校教育部、40階には総務部と地域教育支援部が入居しています。次に南棟の35階から40階までをみていくと、35階には財務局、建築保全部、36階には会計管理局と管理部、37階には労働委員会事務局、38階には労働委員会、中央卸売市場事業部、新市場整備部、39階にはやはり中央卸売市場事業部と管理部が入居中です。40階には財務局と財産運用部が入居しています。41階は、北棟に監査事務局、南棟に収用委員会事務局、財務局、建築保全部が入居。42階は北棟に特別会議室が5室入居しています。52階には北棟、南棟共にそれぞれ北展望室と南展望室があり、それぞれ喫茶コーナー等が併設されています。
東京都庁舎の第一本庁舎と第二本庁舎は、都庁の建物とは思えないようなスタイリッシュで近代的なデザインも特徴です。特に第一本庁舎はフランス、パリのノートルダム大聖堂に影響を受けているとも言われています。構造に関しては、一般的なビルのように多数の柱によってではなく、1棟に8本のスーパー柱と10階毎のスーパー梁によって建物を支える「スーパーストラクチャー方式」を採用しています。これにより19.2mスパンの無柱空間の確保が実現されました。
東京都庁舎は立地環境にも恵まれています。都営地下鉄大江戸線の都庁前駅からすぐの場所に位置していますが、ターミナル駅である新宿駅西口からも徒歩10分程でアクセスできます。また、第一本庁舎と第二本庁舎は、西側の新宿中央公園に面して立地しています。オフィスの眼下に緑豊かな眺望を臨むことができ、都心にいながら自然を感じられる魅力的な環境です。
東京都政を運営する主要機関が多数入居している東京都庁舎第一本庁舎ですが、夜間のライトアップも有名で、東京を一望できる展望室を訪れる観光客も後を絶ちません。都政の中心であると共に観光スポットでもある東京都庁舎第一本庁舎は、その高さと印象的なデザインも相まってこれからも新宿副都心のランドマークであり続けるでしょう。